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◆アーカイバー
archiver
複数のファイルを1つのファイルにまとめたり、反対に複数のファイルを元に戻す(解凍という)ソフト。最近ではインターネットでソフトウェアやデータのダウンロードをしやすくするため大きなサイズのファイルを縮小する目的で用いられている。かつては書庫管理ソフトとも呼ばれた。一般に圧縮機能を持ち、使用目的の多くは圧縮機能である。ファイルサイズを半分以下にできる。PDSやフリーウエアで入手できる。アーカイバーを使用すると、ディスクに、より多くのデータを保存でき、ディスク容量を節約できる。データ通信時間も短時間で済む。LARC、LHARC、LHA(いずれもフリーウエア)が日本人が開発した代表的なアーカイバー。近年は圧縮率が高く解凍速度の速いLHA(LHA.EXE)やZIP(.ZIP)や自己解凍型(.EXE)が使われている。

◆アーカイブ
archive
ファイルを圧縮し、時には複数のファイルを1つにして管理すること。アーカイブをする「アーカイバ」といわれるソフトは、1つまたは複数のファイルを圧縮してファイルに書き込む。これをフリーズ(冷凍)と呼ぶこともある。使用するときには、再び元のかたちに戻して使用する。これを解凍という。解凍のプロセスを眺めていると、プログラムから別のプログラムが滲み出て来るような趣きがある。データ圧縮技術はデータ通信に切実である。小容量のディスクに大量のデータを保存したいときにも用いる。

◆アーティファクト
artifact
デジタルビデオでは入力オーバーや圧縮ミスで映像が乱れたり音声が割れたりすることがあるが、こうした画像信号や音声信号の歪みを「アーティファクト」という。

◆アウトプット
output
出力。ディスプレイ表示、プリンタ印刷、ディスクへの書き込み、通信回線への伝送など。

◆アウトポイント
Out Point
終点。始点はインポイントという。Adobe Premiereでトリミングなどをおこなうときにクリップに付ける目印の終点。

◆赤目
red eye
目の網膜に流れている血液にストロボの光が反射して瞳が赤く写る現象。特に暗いところで撮影しているとき、被写体の人間がカメラを直視している時に多く起きる。

◆赤目緩和機能
-
ストロボ撮影をおこなうとき、カメラに付いている赤目緩和ランプが自動的に目に優しい光を被写体に照射して赤目現象を防ぐ機能。

◆アスペクト比
aspect ratio
テレビ受像機やコンピュータ・ディスプレイやスティルカメラやビデオカメラの画面サイズの縦横の比率。「アスペクト比」ともいう。スティルカメラの場合、35mm判フィルムカメラのアスペクト比は2:3だが、コンパクトデジタルカメラは3:4のことが多い。→16:9、4:3

◆圧縮
compression / source coding
なるべく原データを劣化させずにデータ量を少なくして保存する技法。デジタルカメラの場合、撮影するフルカラー画像のデータ量は非常に大きいので、JPEGなどの圧縮方式でメモリーカードなどに記録することで撮影枚数を増やしている。圧縮には「可逆圧縮」と「非可逆圧縮」(不可逆圧縮)とがある。→JPEG、GIF

◆圧縮アルゴリズム
compression algorithm
データを圧縮してファイルのサイズを縮小するために用いられる解法手順。DCT(離散コサイン変換)、Huffman法、RLE(Run-Length)法、LZ(Lempel Ziv)、LZW(Lempel Ziv Welch)などがある。圧縮したデータを伸張したときに元のデータと同じに復元するZIP形式やLHA形式などの圧縮法を「可逆圧縮」または「歪みを許さない圧縮(Lossless compression)」といい、また圧縮したデータを伸張したときに元通りにならないJPEG形式やMPEG形式などの圧縮法を「非可逆圧縮」(不可逆圧縮)または「歪みを許す圧縮(Lossy compression)」という。歪みを許す圧縮は、特に厳密さを求めない画像やサウンドの圧縮に用いられることが多い。

◆アドビ・アクロバット
Adobe Acrobat
Windows機、DOS機、UNIX機、Macintoshなどの異機種間で、書式を保ったまま文書ファイルを交換できるAdobe Systems社のソフトウェア。またはそのテクノロジー。アクロバットと読む。PostScriptのノウハウが生かされて開発された。文字だけでなくグラフィックスも文書に配置できる。Adobe Acrobatでは文書をPDF(拡張子名は.PDF)というファイル形式に変換して互換性を取る。

◆アドビ・アクロバット・リーダ
Adobe Acrobat Reader
Acrobatで作成したPDFファイルを読むソフトで、ファイル変換も可能。Adobe Systems社によるフリーウェア。

◆アドビ・アフター・エフェクト
Adobe After Effects
ムービーなどのデジタル合成やタイトル制作などをおこなうソフトウェア。A.E.、AEと略すことがある。

◆アドビ・イラストレータ
Adobe Illustrator
イラストと静止画像の描画・編集ソフトウェア。Adobe Premiereではイラストレータで作成した画像データを読み込むことができる。

◆アドビ・オンライン
Adobe Online
Adobe Premiereなどの活用ヒントやアップデートなどを提供している
アドビ社のネットサービス

◆アドビ システムズ社
Adobe Systems
1982年に米国カリフォルニア州のシリコンバレーで設立された大手ソフトウェア会社。日本にも法人がある。Adobe PremiereやAdobe IllustratorやAdobe Photoshopなどの製品がある。

◆アドビ・ディメンションズ
Adobe Dimensions
PostScriptデータを出力する3D CGソフトウェア。Adobe Premiereと組み合わせると、映像に通し番号などを付加することができる。

◆アドビ・フォトショップ
Adobe Photoshop
静止画像の描画・編集ソフトウェア。Adobe Premiereではフォトショップで作成した画像データを読み込むことができる。

◆アドビ・プレミア
Adobe Premiere
世界標準に近い存在のデジタルムービー編集ソフトウェア。Adobe Systems社の製品。

◆アトリビュート
attribute
ファイル、またはデータに与えられた特性。「属性」ともいう。読み込み専用(read only)ファイルか読み込み書き出し(read and write)ファイルか、不可視(hidden)ファイルかそうでないか、アーカイブ(archive)ファイルかそうでないか、などの性質が与えられている。この性質が属性。

◆アナログビデオ
analog video
アナログ信号で表現されるビデオ。地上デジタル・衛星デジタル放送以外の従来型テレビ放送はアナログビデオである。ビデオカメラの場合、旧来型のテープ式のものがアナログビデオカメラである。アナログビデオをAdobe Premiereなどの動画編集ソフトで編集するにはアナログをデジタルに変換する必要がある。

◆アニメーション・ツール
animation tool
アニメを描画するためのソフト。GIF形式で動画を自動作成できるものもある。

◆アプリケーション
application
適用分野。適用業務。またはそれらのために作られたソフトウエア。エンドユーザーが実務に使うソフトウエア。この場合はアプリケーション・ソフトともいい、ワープロ、表計算、データベース、財務会計、グラフィックス・ソフト、CADなどがある。

◆アルファ・チャンネル
alpha channel
Adobe Photoshopなどの画像編集ソフトを用いた画像処理で、画像やクリップの各ピクセルに、カラー以外の補助データ(透過度や選択範囲など)を持たせるためのチャンネル。

◆アンダー
under
露出(または露出補正量)が暗めのことをアンダーという。逆に明るすぎることをオーバーという。

◆アンチ・エイリアス
anti-aliasing
画像やフォントの縁のジャギー(ギザギザ)が目立たなくなるための処理。プロ向けの高品質な画像に必須の処理。

◆アンドゥ
undo
操作した以前の段階へ戻すこと。操作の取り消し。例えば画像の一部を削除した直後、その操作が失敗だったことに気付くことがある。アンドゥ機能が備えられていれば、この誤操作を取り消し、削除する前の状態に戻すことができる。1回分の操作に対してアンドゥをおこなうことができるが、過去数回の操作歴についてアンドゥが可能なものもある。Windowsでは普通は[Ctrl]+[Z]がアンドゥ操作のショートカット。対語はリドゥ。



◆イメージ
image
画像または映像。

◆イメージエディタ
image editor
画像エディタとも。Adobe PhotoshopやIrfanViewなど、画像の加工ができる画像処理ソフト。

◆イメージスキャナー
image scanner
画像を入力する装置。センサーが自動的に移動して画像を読みとって入力するタイプが主流である。画像データを光電素子(CCDセンサー)が読み取り、これをデジタルデータとしてコンピュータに取り込む。いずれも読み取りのための専用ソフトが必要である場合もあるが、最近では画像処理ソフトがイメージスキャナーから画像を読みとる機能を備えていることがほとんどである。→TWAIN

◆色温度
color temperature
光の色を示す数値。単位はK(ケルビン)で表す。色温度が低いほど赤みを、色温度が高いほど青みを帯びた光に感じる。レンズに入ってきた光から色温度を測り、自動的に色補正をおこなう機能をオート・ホワイトバランスという。RAW形式で撮影すると、その画像データをコンピュータで現像するときに色温度を調整できる。→ホワイトバランス

◆色空間
color space
明暗度の値で色彩を再現する1次元〜4次元の仮想的な空間モデル。「カラースペース」とも。円錐形や多面体などの立体形で視覚的に表す。→sRGB、Adobe RGB、カラーマネジメント、ColorSync

◆色の三属性
-
明度+色相+彩度を色の三属性という。

◆色表現
color expression
→パレット

◆インクジェットプリンタ
ink-jet printer
極めて細いノズルからインクを紙などに吹きつけて印刷するプリンタ。静粛で、光沢紙を用いると写真などの画像を美しく印刷できるという特長がある。またCD/DVD盤など紙以外のメディアにも印刷できる。概して印字品質は高い。

◆インストール
install
ソフトウェアをコンピュータのディスクに組み込む作業。またはハードウェアを組み立てる作業。新しくソフトウェアを導入する際には、そのソフトをその機種に合わせて正しく動作させるため、さまざまな設定が必要になる。ソフトウェアによっては自動的にインストールする機能を持ったものもあるが、特殊な用途では手動のインストールが必要。ハードウェアの場合でも、例えばメモリーボードを増設する際にディップスイッチの設定が必要な場合もあり、必ずしも直ちに動作するとは限らない。

◆インターレース
interlace
家庭用テレビが普及し始めたころから採用されている映像表示方式。CRTの電子銃が1行おきに 蛍光面を走査する。「飛び越し走査方式」とも。→ノンインターレース

◆インプット
input
入力のこと。コンピューターに情報を与えること。インプットには、キーボード入力、ディスクからのファイル入力、通信ポートからのデータ受信、イメージスキャナーからの画像データ入力などがある。→アウトプット

◆インポイント
In Point
始点。終点はアウトポイントという。Adobe Premiereでトリミングなどをおこなうときにクリップに付ける目印の始点。

◆インライン・イメージ
inline image
ブラウザの画面内に直接表示する画像。インライン画像とも。ブラウザがインライン・イメージとして表示できる画像のデータ形式にGIF形式やJPEG形式がある。HTML文書で<IMG SRC="xxx.jpg">といったタグを使ってインライン・イメージを指定する。




◆ウインドウ
window
基本ソフトのWindowsがアプリケーションの操作環境や画像を表示するために個別に開く窓状の独立画面。

◆ウインドウズ
Windows
Windowsのこと。→Windows



◆エイリアス

画像やフォントの縁のジャギー(ギザギザ)が表示されること。「エイリアッシング」とも。→アンチ・エイリアス

◆液晶モニター
Liquid Crystal monitor / Liquid Crystal Display / LCD
液晶板を電流でコントロールして光を透過または遮断し、画像や文字を表示する仕組みのディスプレイ装置。CRTモニターのブラウン管と比べて消費電力が非常に少ないためノート型パソコンやデジタルカメラが例外なく採用している。液晶板の背後から照明を与えるバックライト付きの液晶モニターは表示が鮮明なのが長所だが消費電力が大きい。概して液晶モニターはCRTに比べて画面表示の応答速度が劣っているが、非常に薄くて省電力であることが機動性につながっている。液晶ディスプレイの種類はTFT型、STN型、TNT型などがある。

◆エディタ
editor
文書、プログラム、グラフィックス、動画などを編集するソフトウェア。テキスト(文字データ)を編集するものはテキストエディタという。テキストエディタは文書ファイルの編集、プログラムの開発を行う。ワードプロセッサはテキストエディタの一種である。画像を編集するエディタをグラフィック・エディタという(俗にお絵かきソフトというものも含む)。

◆エフェクト
Effect
ビデオやオーディオに特殊効果を付加すること。映像のビデオ・エフェクトとしてはスローモーション、回転、色補正、誇張、画像合成などの特殊表現をおこなうことができる。Adobe Premiereにはエフェクトの機能が標準で搭載されている。

◆エンコード
encode
コードや符号を変換すること。赤・緑・青などの一つひとつのビデオ信号を一つの信号にまとめること。コーデックでビデオデータを別のデータ形式に変換すること。



◆オーディオ
Audio
動画と対比して「音声」や「音楽」や「効果音」のこと。デジタル・ビデオカメラで撮影したMPEG形式のムービーの同期サウンドは「PCM形式」か「DOLBY DIGITAL形式」が大半である。他方、標準のMPEGデータのデータ形式は「MP2形式」である。

◆オーディオ・クリップ
Audio Clip
Adobe Premiereのクリップのうち音声のデータをオーディオ・クリップと呼ぶ。

◆オーディオ・サンプリング・レート
audio sampling rate / audio sampling frequency
音声データの「標本化」。時間とともに連続的に変化するアナログ音を、A/Dコンバータでデジタル化して記録すること。CD盤やDATへの録音はサンプリングで行われている。たとえばマイクから滝の水音や海鳴りをコンピュータで記録し、この録音にメロディーをつけて音楽演奏することもできる。これを行うのがサンプラーである。サンプリング周波数と量子化ビット数でサンプリング・データの明瞭度は異なる。サンプリング周波数は音声再現に最低限必要な8KHzから、表現力豊かな44.1KHzまである。量子化ビット数は8ビットと16ビットがある。CD盤は44.1KHz・16ビットでサンプリングが行われている。デジタル・サウンドチップによりサンプリング周波数などの最高品位(音質の上限)が決まる。「オーディオ・サンプル・レート」ということもある。

◆オーディオリード
audio lead
→Jカット

◆オートフォーカス
Auto Focus
自動的に被写体に焦点を合わせる機能。AFと略す。

◆オートブラケティング
auto bracketing
自動的にブラケティングをおこなう機能。→ブラケティング

◆オートプレイ
auto play
自動再生の機能のこと。→スライドショー

◆オートホワイトバランス
Auto White Balance
カメラが自動的にホワイトバランスをとる機能。

◆オーバー
over
露出(または露出補正量)が明るすぎることをオーバーという。逆に暗すぎることをアンダーという。

◆オプション
option
選択仕様ともいう。ユーザーの個別の希望で付けることのできる機能または装置。

◆オフライン編集
offline edit
映像を収録したテープのコピーを繰り返すと劣化するため、まずマスターテープから複製をとり、その複製を編集し、その編集課程のデータを元に機材が自動的に高品位なテープから完成タイトルを作成すること。高価な専用機材が必要。→オンライン編集

◆オンライン
online
コンピュータネットワークなどの通信回線がつながっている状態。対語は「オフライン」。

◆オンライン・プリント
online print
写真をオンラインでプリント注文できるDPEサービス。カメラメーカーや実店舗を持つDPEチェーン店などがこのサービスをおこなっている。インターネット経由でプリントしたい画像ファイルを業者にオンラインで送信し、枚数やサイズを指定すると、数日後にプリントされた写真が郵送されてくる。

◆オンライン・ヘルプ
help
アプリケーションの操作や対処が分からない時、操作方法や対処方法、事態の説明などを表示する機能。Windows向けのアプリケーションの場合、ほとんどメニューバーの右端に「ヘルプ」(またはHelp)の表示があり、そこをクリックすると操作方法が表示される。良いヘルプシステムがあると、マニュアルがほとんどいらないくらいである。「オンライン・マニュアル」とも呼ぶ。

◆オンライン編集
online edit
映像を収録したマスターテープから、直接、編集すること。高価な専用機材が不要。パソコンによるノンリニア編集はオンライン編集であり、特殊機材なしに自由に合成やトリミングが可能である。ただし長尺のビデオ編集は100GB以上の大容量のハードディスクが必要となる。→オフライン編集



◆カーレント
current
「目下の」、または「現在の」、という意味。

◆カーレントディレクトリ
current directory
いま現在、読み書きの対象となっているディレクトリ。

◆カーレントドライブ
current drive
ドライブ指定をしない場合に読み込みか書き込みの実行対象となっているディスクドライブ。

◆解像度
resolution
コンピュータのディスプレイやプリンタや画像ファイルの表現力の尺度。またはデジタルカメラのレンズや銀塩フィルム(感光材)が作る撮影画像の細部表現力。コンピュータでは解像度を dpi(1インチ当たりのドット数)で表すことが多い。インターネットで流通している画像の多くは 72 dpi である。一方、デジタルカメラでは解像度という概念は薄く、たとえば「3072×2048画素(約630万画素)」などの記録画素数(画像サイズ)で表現する。ただし印刷時やディスプレイ表示の際に解像度が関係してくるが、これはプリンタやディスプレイの解像度に依存する。

◆階調
gradation
カメラでは、写真を軟調に撮るか、硬調に撮るかのコントラストを「階調」と言うことが多い。この硬軟の調子をデジタルカメラ側で設定することを「階調補正」と呼ぶことがある。コンピュータで言う階調とは、画像データの濃淡と色彩を表現し、または見分ける分解能の単位。白/黒だけを読み取る2階調、グレースケールの256階調、RGB(赤・緑・青)の各色それぞれを256階調で表現する1,677万色フルカラーなどがある。モノクロの「グレースケール」では中間階調は灰色で表現する。

◆解凍
extract
アーカイバーで圧縮されたプログラムを、展開・伸張して元に戻すこと。特別なソフトウェアなしに自動的に解凍できるプログラムを自己解凍(self-extract)ファイルという。自己解凍ファイルの拡張子名の多くは .EXE である。

◆ガイドナンバー
Guide Number
ガイドナンバーは特に小型ストロボで用いられている数値。「被写体までの距離(メートル)」と「レンズの絞り値」を掛けたもの。GNまたはG.N.と略す。たとえばガイドナンバー12のストロボを付けて撮影距離が3メートルだとすると「12÷3=4」となるので「F4の絞り」が適正露出だということになる。また、ストロボのガイドナンバーが24で、使ってるレンズの開放絞り値がF4だと「24÷4=6」で「6メートル」がストロボの届く最大距離と分かる。なお、一般にガイドナンバーは「ISO 100」のときの値で示す。しかしISO 400でも光の到達距離は4倍にならず2倍になる。その理由は光が拡散する性質にあり、距離が2倍になると光の広がる面積は4倍になるからである。

◆開放絞り
aperture stop
レンズが最も明るい状態。このときの絞り値を「開放絞り値」(開放F値)といい、「F2.8」や「1:2.8」などと表記する。この数値が小さいほど大口径のレンズ(より明るい)ということになる。

◆開放測光
-
一眼レフカメラが内蔵している露出計で光を測る際、レンズの絞りを絞らず開放して測光するやり方。ファインダーが明るくなるため、構図を決めたりピントを調整したりしやすくなる。しかし撮影時の絞り値と異なるため被写界深度が違ってくる。またレンズとカメラの機構が複雑になるという欠点もある。開放測光に対応したレンズと対応していないレンズがある。

◆カウントダウン・マーク
countdown mark
B〜A〜@などのカウントダウンを表示させる場合の数字表示。Adobe Premiereには標準でカウントダウンの機能が搭載されている

◆画角
angle of view
撮影できる範囲の広さ、狭さのこと。35mmフィルムカメラと、APS-Cサイズのデジタル一眼レフカメラの画角を比較すると、レンズに表記された焦点距離が同じレンズでも35mmフィルムカメラのほうが広い画角になる。

◆書き出し
wrighting
Adobe Premiereなどで編集したムービーなどのデータをファイル保存すること。ムービーの場合はファイル保存処理の過程でデータ変換を自動的におこなうのが普通である。

◆可逆圧縮
Lossless compression
圧縮したデータを解凍したときに元のデータと同じに復元するZIPやLHAなどの圧縮法。→圧縮アルゴリズム

◆拡張子
extension
ファイル名の一部をなし、そのファイルがどのようなものであるかを示すものが拡張子。たとえば「 .EXE」は実行型のプログラムファイル。「.BAT」はバッチファイル、「 .BAK」はバックアップファイル。「 .jpg」はジェイペグ形式の画像ファイル。「tv.jpg」というファイルの場合、「tv」はファイル名、「.」はセパレータ(区切り符号)、「jpg」は拡張子である。

◆カスタマイズ
customize
ソフトウエアやハードウエアを、ユーザーが自分流儀に設定すること。自分に合ったキー操作や色彩にできる有利さは魅力がある。

◆画素
picture cell / pixel
ディスプレイ上に画像を表示する際の1ドット、または画像データの1ドットが画素。ピクセルとも言う。画素が多いほど表現力が高まるが、画像ファイルの容量も大きくなる。デジタルカメラの撮像素子として用いられているCCDやCMOSの画素は、そのCCDやCMOSを構成する半導体素子の最小単位を意味する。

◆画像データ形式
image data format
画像には、いくつかのデータ形式がある。BMPはWindowsの標準的な画像ファイルであり汎用性が高いビットマップ形式でファイルサイズが大きいが、WindowsでもMacintoshでもそのまま利用可能(拡張子名は.BMP)。PCXはWindowsのペイントブラシのデータ形式(拡張子名は.PCX)。PICTはMacintoshの標準的な画像データ形式で、グラフィック・データのカット&ペーストでも利用している。MACはMacintoshのMacPaintで用いられる形式(拡張子名は.MAC)。PICはLotus 1-2-3の図表とNAPLPSに対応している(拡張子名は.PIC)。GIFはパソコン通信ネットワークの時代からインターネットでも利用されてきた形式(拡張子名は.GIF)。IMGはGEM環境で利用される形式(拡張子名は.IMG)。RLEは実行長にエンコードされたグラフィック・ファイル(run length encoding、拡張子名は.RLE)。TIFFはDTP(デスクトップ・パブリッシング)でポピュラーなペイント系のデータ形式で、データ圧縮も可能(拡張子名は.TIF)。JPGは最近ではインターネットで最もポピュラーなデータ形式。

◆カット
cut
ビデオ編集用語。あるシーンから次のシーンへつなぐ処理。任意のクリップの最後のフレームの後ろに次のクリップの最初のフレームをつなぐこと。「カット」は、あるクリップから他のクリップへの視覚的な移行(つまりトランジション)において、最もシンプルな処理である。→トランジション

◆カット・アンド・ペースト
cut and paste
画像ソフトやテキストエディタなどにおけるアプリケーションの基本機能のひとつ。画像や文書の一部を指定し、いったん消去し(切り取って)別の位置に復元する(貼り付ける)こと。俗に「切り貼りする」とも。切り取ったテキスト領域は何回でも貼り付けられる場合と、1回しか貼り付けできない場合とがある。

◆カビネ判
cabinet size
キャビネ判のこと。→キャビネ判

◆ガマット
gamut
特定の色空間において再現可能な色領域を「ガマット」という。これを裏返せば、信号の歪みなしにビデオ信号に用いられる色と明るさの値の許容範囲。

◆カメラ・ダイレクトプリント
-
→ダイレクトプリント

◆カラーバー
color bar
映像の品質やモニタの調整のために用いる8つの等幅棒状のパターン。NTSCジェネレータで作成するものを「NTSCカラーバー」という。

◆カラーバランス
color balance
人間が肉眼で見た色具合。またはレタッチソフトが備えている色補正機能。

◆カラーピッカー
color picker
映像にタイトルやカウントダウン・マーカーを入れるとき、色彩を変更する際に色を選ぶためのウインドウ。Windowsに標準搭載されており、Adobe PremiereやAdobe Photoshopなどで用いることができる。

◆カラーマッチング
color matching
デジタルカメラ、スキャナー、ディスプレイ、プリンタなどの間で色が同じになるよう統一すること。カラーマネジメントの一種。WindowsのカラーマッチングシステムはICMといい、MacintoshのものはColorSyncという。→ICM、ColorSync

◆カラーマネジメント
color management
異なる色空間でも同じように見えるよう処理すること。デジタルカメラの多くはsRGBという色空間で画像を保存するが、一部のデジタルカメラはAdobeRGBなどの色空間にも対応している。sRGB以外で撮影した画像をそのままコンピュータのディスプレイに出力するとsRGBとして表示されるため、実際の画像とは違った彩度で表示されてしまうが、Adobe Photoshopなどのレタッチソフトで入力画像のプロファイルをAdobeRGBに指定すれば忠実な色再現が可能となる。→色空間

◆カレント
current
→カーレント

◆ガンマカーブ
gamma curve
被写体の輝度の対数値を横軸、撮影画像の輝度の対数値を縦軸にして出力特性曲線を描かせたときのtanθがガンマ(γ)に相当する(θは曲線の傾斜角)。被写体の輝度が忠実に再現されれば45度の傾斜角となり、tan45゜=1なのでガンマは1になる。ガンマが1以上ならコントラストが強く(硬調に)なり、ガンマが1以下ならコントラストが弱く(軟調に)なる。このカーブを「トーンカーブ」とも言う。銀塩フィルムは銘柄によってガンマカーブが固有だが、デジタルカメラではガンマカーブを自由に変更できる。

◆ガンマ補正
-
@ガンマ係数を変えることにより、デジタルカメラの撮影画像を硬調にしたり軟調にしたり設定することA画像処理ソフトで画像の明るさと彩度(鮮やかさ)を変えることBディスプレイの色の信号を調整して画面表示の明るさと彩度を変えること。

◆関連付け
association
画像ソフトの場合、「関連付け」というと、ファイル管理ソフトで画像ファイルや動画ファイルをダブルクリックした時に、そのファイルをどのソフトで開くかを決めること。



◆キーイング
keying
透明部分を作る手法。特定の色や明暗などの成分から画像・映像の一部を抜き出すこと。クロマキー(例えばブルーバック撮影をした後、編集時にその色だけを除く)などのキーイングがある。映像の一部を別の画像に置き換える処理もキーイングという。→ブルースクリーン

◆キーフレーム
key frame
エフェクトのインポイント(開始点)とアウトポイント(終了点)。主にCGアニメーションで用いられている言葉。

◆ギガバイト
giga byte / GB
メガバイト(MB)の約1,000倍。

◆偽色
false color
本来とは異なる色のこと。デジタルカメラで発生しやすい現象。デジタルカメラ内部の画像処理ミスで本来の色と違う色で撮影してしまうこと。細かい縞模様やグラデーション部分などを写したとき、またはコントラストが高い被写体の周辺に赤や青の偽色が現れることがある。絞り込んで撮影することで偽色を低減できる。印画紙の写真をスキャナーで取り込むときに偽色が現れることもある。ノイズの一種。「にせいろ」とも言う。

◆輝度
luminance / brightness
映像関係でいう輝度は、色空間でカラー表現するための成分(3属性)の一つ。特にYUV系の色空間で用いられている言葉。または明度とコントラストを組み合わせて表現するエフェクトのこと。

◆キャビネ判
cabinet size
12.0×16.5mmのプリントサイズ。2Lサイズよりやや小さめ。「カビネ判」とも。→Lサイズ、2Lサイズ、DSC、DSCW

◆キャプチャ
capture
ディスプレイに表示されている画像を画像データとしてファイル保存すること。PrintScreenキーを押してクリップボードに取り込み、画像エディタにペーストしてからファイル保存するのがポピュラーな手法。Adobe Photoshopなどの画像編集ソフトウェアには、このキャプチャ機能を高度化した機能が搭載されている。ビデオ関係では、ビデオカメラかテープデッキからコンピュータにソースを転送する処理のこと。アナログ形式のビデオデータは自動的にデジタル変換される。

◆切り貼り
cut and paste
画像や文字などの一部をディスプレイ画面上で切り取り、切り取った部分を別の場所に移すこと。画像処理ソフトを活用する上で必須のテクニック。一つの画像の一部を同一画像内で切り貼りする時と、複数の画像を複数の画像処理ソフトに読み込んでおいて切り貼りをおこなう場合(マルチ編集)とがある。

◆キロバイト
kilo byte
1バイトの約1,000倍。

◆銀塩フィルム
photographic film
従来型のカメラで用いるフィルム。塩化銀などのハロゲン化銀が光に当たると色が変化する性質を応用していることから銀塩フィルムと呼ばれるが、デジタルカメラが出現するまではあえて「銀塩フィルム」と呼ぶことは少なかった。現在では、そのカメラがデジタルカメラではないことを強調するときに「銀塩カメラ」「銀塩フィルムカメラ」と呼び、他方、フィルムカメラで写したことを強調するときに「銀塩写真」などと呼ぶ。



◆クイックビュー
quick view
撮影直後の画像表示。デジタルカメラは撮影直後に撮影結果をクイックビューできるのが最大の特長のひとつ。

◆区切り符号
separator
→セパレータ

◆グラフィカル・ユーザーインターフェース
Graphical User Interface
→GUI

◆グラフィック・エディタ
graphic editor
Adobe PhotoshopやAdobe IllustratorやIrfanViewのような画像処理ソフト。Adobe Photoshopのように絵を塗る感覚のペイント系と、Adobe Illustratorのように線を引く感覚のドロー系と、その両方の機能を備えたものがある。

◆クリップ
clip
Adobe Premiereのタイムライン・ウインドウに取り込んだ動画や同期サウンドのデータ。シーケンスということもある。

◆クリップアート
clip art
文書の挿絵やウェブの飾りなどに用いる小さなサイズの画像。企画書をビジュアルに飾ったプレゼンテーションを好む欧米人には必須のアイテム。著作権フリーのクリップアートがインターネット上に公開されている。

◆クリップボード
clipboad
同一のアプリケーション内で、または複数のアプリケーション同士でデータを受け渡しする一時的なデータ記憶領域。コンピュータ内部の半導体メモリーが一時的にデータを記憶する。データ形式は、画像だけでなく、テキストやサウンドもサポートする。クリップボードの物理的な存在を特に意識する必要はなく、カット(cut)またはコピー(copy)したデータは自動的にクリップボードへ保存され、ペースト(paste)によってクリップボード内のデータが貼り込まれる。電源を切るとデータは消える。普通は一度に一つのデータしか記憶できないため、別のデータをコピーすると、前のデータは上書きされて消える。→コピー・アンド・ペースト→カット・アンド・ペースト

◆グレースケール
gray scale
モノクロ(白黒)の階調の一種で、中間調は白に近いか黒に近いかの濃淡で表現する。実用的な表現力は256階調で実現する。ぼかしやグラデーションも可能。

◆クロマ
chrominance
クロミナンスの略称。→クロミナンス

◆クロマキー
Chroma key
キーイングと呼ばれるテクニックの一つ。たとえば背景に青のスクリーンを置いて撮影して得た映像の一部(背景の青)を透明にして、そこに別の映像を合成するテクニック。→キーイング

◆クロミナンス
chrominance
「色差」のこと。3色相に補正をかけるとともに、彩度を調整することのできるビデオ信号のカラー情報。「クロマ」と略すこともある。人の目は緑や赤などの色彩によって敏感だったり鈍感だったりするが、これを勘案してエフェクトをかけることもある。



◆ゲイン
gain
電子回路の増幅による「利得」。デジタルカメラでは暗い被写体を明るく撮影するため電子的に増幅をおこなって撮るが、これをゲインアップという。ゲインを上げすぎると撮像素子からの弱い信号を増幅する際にノイズを拾いやすい。

◆ケラレ
-
レンズの仕様がボディに少し合わないなどの理由で撮影画像の一部(特に周辺部)が写らないこと。

◆現像
development
デジタルカメラではRAW画像をコンピュータが扱えるようにする処理工程を「現像」と呼んでいる。現像の際に色温度やコントラストや色合いを調整できる。現像後の画像は自由にレタッチしたり印刷したりすることができる。



◆ゴースト
ghost
光源と違う場所に写し込まれるボケた光の玉や輪。レンズに入射した強い光がレンズ面で反射して発生する。デジタルカメラで発生しやすいが、レンズフードをつけたり、反射防止のコーティングを施したレンズを使うことで減少する。

◆コーデック
compression decompression / COmpressor DECompressor
動画データと音声データの圧縮と伸張をおこなうこと。アナログのビデオ信号をMPEG形式などの圧縮デジタルファイルに変換、またはアナログのオーディオ信号をRealAudioなどのデジタルファイルに変換すること。または動画データと音声データの圧縮と伸張をおこなう圧縮チップなどのデバイスまたはソフトウェアのこと。米国Intel社のIndeo、米国スーパーマックテクノロジー社のCinepak、米国メディアビジョン社のCaptain Crunchが代表的なコーデック。→Cinepak

◆光学ファインダー
optical viewfinder
レンズを用いた従来型のカメラのファインダー。コンパクトデジタルカメラの多くは液晶モニターをファインダーとして用いているが、デジタル一眼レフカメラは光学レンズを通したファインダーを使っている。また液晶モニターと光学ファインダーの両方を備えたコンパクトデジタルカメラも多い。つまり液晶モニターをファインダーの代わりにしているのに対比させた呼称が「光学ファインダー」である。ビデオカメラでは、面積の広い液晶ファインダーと、片目で見る電子ファインダーの両方を搭載している機種が多いが、この電子ファインダーは光学ファインダーではない。

◆合成
composite
動画と動画、動画と静止画、動画とテキストといった素材を組み合わせて効果を出すテクニック。

◆互換性
compatibility
コンパチビリティとも。俗にコンパチとも。たとえばコンピュータの機種が異なってもデータを互いに交換できること。画像のデータ形式のJpegやGIFは高い互換性を持っている。

◆コピー・アンド・ペースト
copy and paste
ディスプレイ画面に表示されている画像や文字列の一部領域を選択してクリップボードというメモリーに取り込み、取り込んだ領域を別の位置へ複写すること。画像処理ソフトを活用する上で必須のテクニック。→クリップボード→カット・アンド・ペースト

◆コマンド
command
キーボードやマウスを介してコンピュータに与える命令。

◆コマンド・ヒストリー
command history
複数のコマンドを実行した結果として残るコマンドの履歴。コマンドのヒストリー機能がある場合、ユーザーは実行済みのコマンドを再度指定しなくとも、ヒストリーを呼び出し、ヒストリーに残っているコマンドを指示するだけでよい。

◆コンティニュアスAF
continuous AF
シャッターボタンを半押しにしている間はピント合わせの動作をし続けるオートフォーカスモード。このモードでは被写体(またはカメラ)の動きに合わせてピントを追い続ける。EOS Kiss デジタル機では「AIサーボAF」と呼んでいる。→AIサーボAF、AIフォーカスAF、ワンショットAF

◆コンバータ
converter
画像データなどの形式を変換する機能、プログラム、またはデバイス。または、ある機種でしか読み込めないデータを他の機種で動作するようにすること。

◆コンパクト・フラッシュカード
-
CFカードのフルネーム。→CFカード

◆コンピュータ・グラフィックス
computer graphics / CG
コンピュータによって作られた図形や画像。略称CG。



◆再サンプル
resample
画像データのピクセル数を増減することでファイルサイズを大きくしたり小さくしたりすること。「リサンプル」ともいう。

◆彩度
saturation
色の鮮やかさ、澄んだ印象の度合い。色の三属性の一つ。明度+色相+彩度を色の三属性という。

◆撮像画面
-
撮像素子の撮影面のこと。「このビデオカメラの撮像素子は5.8mm」「このデジタル一眼レフカメラの撮像画面サイズは28.7×19.1mm」などと表現する。

◆撮像感度
ISO speed
ISO感度のこと。デジタルカメラではISO感度を撮像感度とも呼ぶ。→ISO感度

◆撮像素子
image sensor
デジタルカメラやデジタルビデオカメラなどの受光部に用いる半導体素子。CCDとCMOSがポピュラー。「このビデオカメラの撮像素子は5.8mm、1/3.13型CMOSセンサー」などと表現する。

◆サムネイル
thumbnail
元の画像を親指の爪(サムネール)のように小さくした画像のこと。小さくする理由は、原画像が大きくて多数あるときは一覧しにくいという事情による。このため、それぞれを縮小した画像を何枚かずつ並べて一覧するのが一般的。レタッチソフトでもデジタルカメラでも、サムネイルが無ければ画像を管理できないというくらいサムネイルは便利である。サムネイルをインデックスと言う場合もある。
IrfanViewには非常に便利な「IrfanView Thumbnails」というサムネイル・ビューアが付属しており、画像ファイル管理ソフトとして使える。

◆サンプリング・レート
sampling rate / sampling frequency
音声データの「標本化」。時間とともに連続的に変化するアナログ音を、A/Dコンバータでデジタル化して記録すること。CD盤やDATへの録音はサンプリングで行われている。たとえばマイクから滝の水音や海鳴りをコンピュータで記録し、この録音にメロディーをつけて音楽演奏することもできる。これを行うのがサンプラーである。サンプリング周波数と量子化ビット数でサンプリング・データの明瞭度は異なる。サンプリング周波数は音声再現に最低限必要な8KHzから、表現力豊かな44.1KHzまである。量子化ビット数は8ビットと16ビットがある。CD盤は44.1KHz・16ビットでサンプリングが行われている。デジタル・サウンドチップによりサンプリング周波数などの最高品位(音質の上限)が決まる。「オーディオ・サンプリング・レート」(audio sampling rate)ということもある。



◆シーケンス
sequence
映画用語では「シーンを幾つか集めた、一連の映像」のこと。Adobe Premiereではクリップと呼ぶこともある。

◆シーケンス・マーカー
sequence marker
Adobe Premiere上のシーケンス(クリップ)で、始点や終点に付ける“目印”。

◆シーン検出
scene detect
インポイントとアウトポイントを手動でおこなわず、ビデオクリップのシーンの切れ目を自動的に検出する機能。Adobe Premiereはシーン検出機能を搭載している。

◆シーンライン
scene line
メディアクリップの配置などのレイアウトを視覚的に表示する部位。

◆シーン・マーカー
scene marker / DVD marker
DVDを再生する際に最初に表示されるDVDメニューにおける各チャプターやシーンや停止位置を示すマーカー。「DVDマーカー」ともいう。→マーカー

◆シェーディング
shading
画像に陰影を付けて立体的に見せる手法。手前から奥に向かうにしたがって暗くし、隠れた部分は見えないようにしてリアリティを付ける。→シャドウイング

◆シェアウエア
shareware
短期間(数日〜数十日間)使ってみて、気に入ったなら数百円〜数千円程度(欧米では5〜99US$程度)の代価(ドネーション)を送金すれば使い続けることができるソフトウェア。著作権は普通、作者が確保している。農園の無人売店のようなもので、自由に手に取って試せるが、使用継続の意思があれば対価を支払うシステム。小売店ルートに比べ流通コストが少ない流通形態である。→PDS、フリーウエア

◆時間インジケータ
time indicator
Adobe Premiereの画面に表示されるポインタ。Adobe Premiereのバージョンにもよるが、一般的にタイムラインとプロパティビューの画面では赤い線の付いたグレーか青のポインタが、モニタパネルではグレーの線の付いた青かグレーのポインタが表示される。時間インジケータをドラッグすると任意のフレームを選択できる。

◆色彩表現
color expression
→パレット

◆色相
hue
赤、緑、青、黄などの色のこと。色の三属性の一つ。明度+色相+彩度を色の三属性という。

◆視差
parallax
ファインダーで見える範囲と、実際に撮影される範囲のずれ。近距離の被写体ほど視差が著しい。パララックスとも。ファインダーと撮影レンズが別々の非一眼レフカメラで生じやすい。

◆視度調整
-
ファインダー内の像が鮮明に見えるようにスライドやダイヤルの視度調整つまみを回して調整すること。一般的に近視の人はマイナスに、遠視の人はプラスに視度調整つまみを動かす。

◆絞り
diaphragm / iris
カメラで入射光量を調節する機構。一眼レフカメラなどではレンズに絞り機構が設けられているが、この仕組みは人間の目が瞳孔を縮小するか拡大するかで入射光量を調節しているのに似ている。

◆絞り値
F-number
カメラのレンズに入射する光量を調節するため、まるで瞳のようにレンズの開口部を開け閉めするが、このように絞りで調節する値を「絞り値」ないしは「F値」と言う。「F2.8」「F5.6」などと表す。

◆絞り優先オート
-
撮影者が絞りを5.6などと決めると、カメラがこの絞り値にふさわしいシャッター速度を決めて適正に撮影する機能。

◆字幕
title / credit title
Adobe Premiereではタイトルとも。

◆シャッター優先オート
-
撮影者がシャッター速度を1/125などと決めると、カメラがこのシャッター速度にふさわしい絞りを決めて適正に撮影する機能。

◆シャドウイング
shadowing
画像をリアルに表現する目的などで影を付けるテクニック。立体感を付けるシェーディングは奥行を強調するが、シャドウイングは光と影の対比が主。→シェーディング

◆縦横比
aspect ratio
テレビ受像機やコンピュータ・ディスプレイやスティルカメラやビデオカメラの画面サイズの縦横の比。「アスペクト比」ともいう。従来型のビデオは4:3、最近の流行は横長の16:9である。静止画像を撮影するスティルカメラの場合、35mm判フィルムカメラのアスペクト比は2:3だが、コンパクトデジタルカメラは3:4のことが多い。→16:9、4:3

◆ショートカット
short cut
ややこしい操作の手間を省くためにコンピュータに備えられた機能。たとえば[Ctrl]キーを押し続けながらSキーを押すとファイル保存できるなど。また特定のソフトウェアを起動するために作成され、デスクトップなどに表示されるダミーファイルもショートカットという。

◆初期化
initialize
メモリーカードやハードディスクの記録内容をすべて消して新しく使えるようにする処理。→フォーマット

◆初期設定
initial setting
一般に工場出荷時のソフトウェアの設定は万人向けになっている。これを初期設定、規定値、またはデフォルトという。ただし人によってはこの初期設定が使いにくいこともあるので、オプションメニューなどで設定を変更する必要がある。

◆シンクロモード
synchronous mode
ストロボ撮影のときに選べるモード。ストロボ撮影時にシャッター速度を自動的に1/60〜1/180にする一般的なモードや、赤目を少なくする赤目軽減モード、スローシャッターが切れるスローシャッターモードなどがある。



◆スーパーCCDハニカム
-
富士写真フイルムが開発したデジタルカメラの高画質化テクノロジー。従来よりも大きくした八角形のCCDを蜂の巣(ハニカム)状に配列し、高密度化することで、受光効率、解像度、感度、色再現性などを向上させている。スーパーCCDハニカムの搭載で1,000万画素以上の記録画素を達成したデジタル一眼レフカメラもある。

◆スーパーインポーズ
superimpose
静止画や動画の世界では、一つまたは二つ以上のレイヤーを透明にして重ね合わせる合成テクニック。銀塩写真用語では2枚の写真のネガを重ね合わせて焼きつけること(二重焼付)。デジタルカメラでは、ファインダー内で測距点が赤く灯ることでピント合わせの位置が確認できるなどの機能をスーパーインポーズ機能と呼んでいる。外国映画を見ているときに翻訳字幕が出たり、テレビを見ていると地震情報のテロップが流れたりするが、これもスーパーインポーズの一種。

◆ズーム
zoom
映像を徐々に拡大(ズーム・イン)したり縮小(ズーム・アウト)したりすること。

◆スキャナー
scanner
→イメージスキャナー

◆スクラブ
scrub
Adobe Premiereで編集結果やエフェクトの状態を確認するため、Adobe Premiereのタイムライン・ウインドウで編集ラインを左右にドラッグする操作のこと。シャトルなどを操作してビデオを前後にプレビューすること。

◆スタビライザー
stabilizer
「安定装置」のこと。カメラの手ブレを防ぐために用いられるメカニズムの一つ。

◆ステータスバー
status bar
画面上に開くウインドウの最下段にある情報表示領域。開いているファイルの情報、ディスクの容量などが表示される。

◆ストーリーボード
story board
Adobe Premiereでビデオの各ショットを指定し編成するために用いられる機能の一つ。ストーリーボード・ウインドウ上では各クリップがアイコンで表示される。ストーリーボード・ウインドウ上の画像を並べ替えてクリップの表示順を変更することができる。ストーリーボードの編集はシーンラインでおこなう(Adobe Premiere Elements)。→シーンライン

◆ストリーミング
streaming
音声やムービーのデータをウエッブサーバからブラウザで読み込みながらリアルタイムで再生すること。音声やムービーのデータをファイルとしていったんダウンロードしてから再生する方法と区別される。

◆ストレートカット
straight cut
Adobe Premiereのタイムライン上にクリップを連続して配置する通常の編集方法。

◆ストロボ
stroboscope / strobe
キセノンガスを封入した放電管のトリガー電極に高圧の電圧を流すことによってキセノンガスがイオン化して放電する仕組みの光源装置。ストロボは瞬間的に光を発光させて撮影するため、動きのある被写体にも適している。昼光に近い色温度を採用した製品が多く市販されている。ストロボの名は米国ストロボリサーチ社に由来する。

◆スノー
snow
ビデオやテレビの画面のちらつき。

◆スピードライト
-
ニコン機ではストロボを「スピードライト」と呼ぶ。

◆スプライン曲線
spline curve
いくつかの点を通る滑らかな曲線を求めるテクニックの一つ。元の点の座標群から関数をあてはめる。用途としては、科学技術データのグラフを描くときや、CADソフトで曲線を描くときなどに用いられる。

◆スポット測光
spot light metering
測光方式のひとつ。部分測光とも。

◆スマートメディア
SmartMedia
45×37×0.76mmというほぼ切手の大きさの薄型メモリーカード。16MB、32MB、64MB、128MBなどの記録容量のものが製品化されている。東芝がこのメモリーカードの規格を提唱した。

◆スムージング
smoothing
画像や文字にギザギザ(ギャザーまたはジャギーという)が出ないように工夫を施すこと。

◆スライドショー
Slideshow
コンピュータの画像ソフトやデジタルカメラで、複数枚の撮影画像をモニター上で自動的に次々に表示すること、またはその機能。「自動再生」「オートプレイ」ともいう。

◆スライド編集
slide edit
編集中のクリップのデュレーションを同一に保ちながら、そのクリップの前後のクリップのインポイント・アウトポイントを変更するAdobe Premiereの機能。タイムライン画面で対象のクリップを左右にドラッグすると自動的に変更される。→スリップ編集

◆スリップ編集
slip edit
編集中のタイムラインの他の設定を変更せずに、編集中のクリップのソースのインポイントとアウトポイントを左右に移動する方法。タイムライン画面で対象のクリップを左右にドラッグすると自動的にインポイントとアウトポイントが変更される。→スライド編集

◆スローモーション
slow-motion
ゆっくりと再生する特殊効果。Adobe Premiereでは再生速度を遅くすることにより自由にスローモーション効果を付加することができる。



◆セーブ
save
データをハードディスクなどの外部記録装置にファイルとして保存すること。

◆静止画フレーム
still picture frame
同一のビデオフレームが、一定時間、繰り返されると、静止しているように見える。これが静止画フレーム。

◆セパレータ
separator
区切り符号。たとえば「cherry.jpg」というファイルの場合、「cherry」はファイル名、「.」はセパレータ(区切り符号)、「jpg」はJPEG形式の画像ファイルであることを示す拡張子である。

◆セルフタイマー
self-timer / delayed-action shutter release
10秒ほどの一定時間が経過したらカメラのシャッターが自動的に切れる仕組み。



◆ソース
source
Adobe Premiereなどで編集中のデータと対比して、読み込む前の元のデータや、変換前の元のファイルをソースという。

◆ソースフッテージ
source footage
まだ編集されていない状態の(一定の長さの)撮影ビデオ。

◆増感
push processing
感度を標準より上げること。デジタル・ビデオカメラやデジタル一眼レフカメラの中にはISO 1600以上(3200/6400など)に設定できる機種もある。銀塩フィルムではフィルムの現像時に現像時間を普通よりも長くしたり、現像液の温度を上げて増感するテクニックもある。

◆測光方式
light metering system
露出を決めるための測光のやり方は幾つかあるが、ファインダー内の特定部分で光量を測るのがスポット測光(部分測光)、ファインダー全体を平均的に測るのが平均測光。

◆属性
attribute
ファイル、またはデータに与えられた特性。「アトリビュート」ともいう。読み込み専用(read only)ファイルか読み込み書き出し(read and write)ファイルか、不可視(hidden)ファイルかそうでないか、アーカイブ(archive)ファイルかそうでないか、などの性質が与えられている。この性質が属性。

◆ソリッド・モデル
solid model
3次元コンピュータ・グラフィックス(CG)の表現形式の一種。線だけで表現するワイヤーフレーム・モデル、面で表現するサーフィス・モデル、それに立体の中のデータも付加するソリッド・モデルの3種類の表現形式がある。ソリッド・モデルはデータ量が多い代わりに立体の重心や重さ、体積を求めることができ、また回転や平行移動で全体像を観察できるなど、シミュレーションに向いている。



◆ダイアログ・ボックス
dialog box
WindowsやMacintoshでシステムがユーザーと意思疎通を図るための小さなウインドウ。メッセージ、警告、操作ガイド、選択オプションなどがダイアログ・ボックス内に表示される。

◆対角指定
diagonal
画像ソフトなどで特定の領域を削除・移動・複写する際、その領域を削除元・移動元・複写元として矩形(ボックス状またはブロック状と呼ぶ)に指定する方法。左上端と右下端の2点を選択すると目的のブロックが定まる。

◆タイトル
title / credit title
Adobe Premiereでは動画に挿入・合成する字幕を「タイトル」という。

◆タイトルバー
title bar
WindowsやMacintoshの標準ウインドウの上端部分。ウインドウのタイトルがここに表示される。この領域をドラッグするとウインドウを動かすことができる。

◆タイムコード
time code
たとえば「00:01:19:06」(00時間01分19秒06)などのように時・分・秒でフレームを測る時間形式。Adobe Premiereなどの動画編集ソフトウェアのタイムライン・ウインドウでで表示され、コンマ一秒単位の正確な編集を助ける。

◆タイムスタンプ
time stamp
OS(基本ソフト)は、ファイルを作成するたびに、そのファイルの属性情報として、ファイルの一部にファイル作成年月日時刻を書き込む。タイムスタンプの元となる年月日時刻情報は、パソコン本体の内蔵カレンダーと内蔵クロックが与えている。パソコンにはバックアップ・バッテリーが内蔵されているので、電源コードを1週間くらい抜いても内蔵カレンダー・クロックが狂うことはない。

◆タイムライン
timeline / timeline panel
Adobe Premiereで、ビデオクリップやオーディオクリップを配置するためのパネル。タイムラインには秒・分の単位の時間軸が表示されている。

◆タイムラグ
time lag
時間のずれ(主に遅れ)。デジタルカメラでは「シャッタータイムラグは0.65秒」などと表現する。

◆タイリング
tiling
疑似的に中間色を表わす手法。1ドット単位で違った色のドットをちりばめ、ディスプレイで見ると混じり合って中間色に見える。CG(コンピューター・グラフィックス)で用いている。

◆ダイレクトプリント
direct print
デジタルカメラ用語では「カメラをプリンタに直接つないで印刷する」こと。「カメラ・ダイレクトプリント」と呼ぶメーカーもある。ピクトブリッジ(PictBridge)規格がダイレクトプリントの業界標準となっている。→PictBridge

◆タグ
tag
(1)HTML文書などでレイアウトや画像の配置やハイパーリンクなどを指定するために用いられる記号。Webページを記述するHTMLでは、改行は<BR>、画像配置は<IMG SRC="画像ファイル名">などと記述する(2)ファイルに付けられた目印。

◆タブレット
tablet
小型デジタイザー。テーブル上で図形データを入力する周辺装置。



◆チャンネル
channel
Adobe Photoshopなどの画像編集ソフトを用いた画像処理で、画像やクリップの各ピクセルに、カラーデータを持たせるための領域。→アルファ・チャンネル

◆中間色
neutral tints
純色に灰色を混ぜた色。

◆抽出
extract
「ちゅうしゅつ」と読む。Adobe Premiereでビデオクリップやオーディオクリップの一部を抜き出すこと。

◆超音波モーター
Ultrasonic Motor
USM(Ultrasonic Motor)とも言う。→USM



◆ツール
tool
目的に特化した小型ソフト。画像処理ではデータの自動変換、アーカイバー、画像ファイル管理などのツールがある。



◆データ圧縮
data compression
データを元の情報を全て含んだ状態でそのファイルのサイズを小さくすること。圧縮したデータで通信すると時間を節約できる。ファイルを圧縮するとディスクを効率良く使用できる。JPEG形式の画像データ圧縮技術は圧縮度と忠実度が効率的なことで知られており、インターネットのウェブサイトでは事実上の標準になっている。→アーカイブ

◆データレート
data rate
単位時間当たりの転送データ量。毎秒1,024KBとか毎秒2MBなどと表現する。低速インターネット接続や携帯電話のiモードなどを想定したストリーミングでは、滑らかな再生を実現するためにフレームレートやフレームサイズ(480×352など)を小さくする必要がある。

◆ディザー
dither イメージスキャナーなどで画像を読み込む時、2値で多値のように疑似的に白と黒の中間階調を表現する手法。グラフィックスの階段状の輪郭をドットで撹乱(dither)して輪郭を目立たなくする手法。新聞の網掛けにやや似た手法

◆ディゾルブ
-
前のクリップから次のクリップに移行するときのフェード。あるいは前の画面に次の画面が重なり出し、そして前の画面が薄くなり、間もなく次の画面に変わる表現方法。

◆低振動モード
-
顕微鏡撮影などの際のブレを抑制するモード。普通、シャッターボタンを押すと同時にシャッターが切れるが、低振動モードでは、シャッターボタンを押してもすぐシャッターが切れず、少し間をおいてからシャッターが切れる。デジタル一眼レフカメラの一部機種が備えている。

◆ディスプレイ
display
コンピュータなどの表示装置。出力装置の一種。CRT(cathode ray tube)はブラウン管を用いた表示装置。LCD(liquid crystal display)は液晶表示装置。そのほかプラズマ表示装置、EL表示装置、LED(light emitting diode)表示装置などがある。ディスプレイが表現する情報量と美しさは解像度で決まるが、解像度はドット数を目安にすることが多い。ハイレゾルーション・モードでは1280×1024ドット、1120×750ドットなどの分解能である。

◆デコード
decode
(1)暗号の解読(2)データ変換。映像関係ではエンコードされたカラー情報などのビデオ信号を各コンポーネントに変換すること。→エンコード

◆デジタイザー
digitizer
座標情報、または図面データの入力装置。デジタイザーの上に図面を置き、カーソルと呼ばれるもので図面上の点を指定して座標値をコンピュータに入力する。A4からA0まで各種あり、CADシステムに用いられる。小型のものはタブレットともいわれる。

◆デジタル一眼レフカメラ
Digital Single-Lens Reflex camera
銀塩フィルムの代わりに半導体の撮像素子を用いた一眼レフカメラ。ファインダーは従来通りに光学ファインダーを用いている。DSLR(デジタル・シングルレンズ・リフレックス・カメラ)と略す。

◆デジタル・ビデオカメラ
Digital video camera
銀塩フィルムの代わりに半導体の撮像素子を用いて映像とサウンドをデジタル信号のまま記録するムービーカメラ。ファインダーは液晶ディスプレイを用いることが多い。キヤノン、シャープ、ソニー、パナソニック、ビクター、日立製作所などが製造している。記録メディアはハードディスク、DVD、テープ、カード型メモリーなど。

◆デスクトップ
desktop
ディスプレイに表示される仮想的なデスク(机)。パソコンのデスクトップにはソフトウェア起動用のアイコンやゴミ箱のアイコンが置かれる。

◆デスクトップ・パブリッシング
DeskTop Publishing
コンピュータで文書を編集し、文書と同じ画面で画像も処理し、レイアウトして印刷するシステム。DTPと略す。パソコンとデジタルカメラで容易に出版物を発行できるその機動力から「日常のジャーナリズム運動」と呼ばれ、商業印刷の現場で盛んに利用されている。Macintoshのレイアウト(組版)ソフトはQuarkXPress(クォーク・エクスプレス)に代表される。DTPで蓄積されたノウハウとデータは、そっくりHTML文書に変換されてインターネットのホームページに移植されているケースも見られる。

◆デバイス
device
装置。半導体素子。キーボードやマウスは入力デバイスの一種。

◆デフォルト
default
ユーザーが変更を加える前の初期設定値、または初期設定値のままの状態のこと。

◆手ブレ補正
-
撮影者がシャッターを切る瞬間にカメラが僅かに傾いて撮影画像にブレが生じるのを防ぐ機構。手ブレは望遠レンズで撮影したときに起きがちな失敗だが、これを軽減するために補正光学系の一部を平行移動するシフト方式を採用しているレンズが開発されている。たとえば手ブレ補正機能を搭載した300mm望遠レンズだと1/60秒の手持ち撮影が可能になるという。

◆テンプレート
template / templet
(1)三角形や円の形が切り抜かれているプラスチック製の定規。製図やフローチャートを書く時に用いる(2)ワープロソフトやデータベースソフトなどのアプリケーションを用いる時に、ファンクション・キーの上にかぶせるプレート板。「削除」「移動」などのファンクション・キーの機能内容が記されている(オーバーレイ・シートとも)(3)表計算ソフトでいうテンプレートは、業務内容に合わせて縦横の項目名を書き入れ計算式を記入した枠をいう。経理、顧客リスト、給与管理など、どの企業にも通用する典型的な業務内容をいくつか作ってディスクに保存したものが販売されているが、これをアメリカでは「テンプレート集」といい、日本では「フォーム集」という。

◆テンポラリー・ファイル
temporary file
アプリケーションの実行過程で一時的に作られるファイル。ユーザーが意識する場面は少ない。アプリケーションが動作するうえで臨時にデータを書き込むファイルが必要になったり中間データが発生することがある。このようなとき、一時的にテンポラリーファイルがディスクに書き込まれる。あらかじめ決められたファイル名だったり、OSの持つファイル名獲得機能を用いることもある。エディターは(1)編集対象ファイルを読み出し専用としてオープンし(2)編集後のテキストをテンポラリーファイルとして原ファイルとは別に作成し(3)エディターの終了成功後に元のファイルをバックアップファイルとして拡張子を .BAKとリネームし(4)テンポラリーファイルを正規のファイル名にリネームする…という手順を踏んで原ファイルの安全を図る。



◆動画
movie / motion picture
1コマ1コマの画像を30フレーム/秒〜60フレーム/秒ほどのスピードで連続表示して画像が動いているように見せる技術。ビデオカメラやVTRのアナログ映像信号をビデオキャプチャ経由でデジタル化してコンピュータに取り込むこともできる。絵を多数描いて連続表示するアニメーションの動画もある。毎秒60フレームの動画を「フルモーション」と表現することがある。

◆動作環境
running environment
ソフトウェアが動作するうえでのハードウェアの諸条件。CPUやOSの種類、メモリーの容量、ディスクの記録容量など。たとえば動画などの大きなデータを扱う場合は大きなメモリー領域とディスクが必要となる。

◆透明度
degree of transparency
Adobe Premiereで、ビデオクリップの一部または全体を、キーを用いてフェードイン/フェードアウトさることがあるが、この透明さ不透明さが透明度。パーセントで表される。。→キーイング

◆トグル
toggle
交互切り替え機能。物理的なトグル・スイッチ、またはソフトウェアで交互に切り替える機能。

◆ドット
dot
点。画像・図形・文字などを表現する点。プリンタかディスプレイで文字またはグラフィックスを出力する場合、イメージをドットの集まりとして表示・印字する。高解像度のディスプレイのドット数は1,280×1,024ドット、1,120×750ドットなど。

◆ドットピッチ
dot pitch
ディスプレイの性能(解像度)を示す基準の一つ。0.39mm、0.28mmなど。同じ画面サイズのディスプレイでは数値が小さいほど解像度が良い。

◆ドラッグ
drag
マウスのボタンを押したままマウスを移動する操作。WindowsやMacintoshで常用する。アイコン、ウインドウ、画像領域などの移動に用いる。

◆トランジション
transition
ビデオ編集用語。カットとカットの間に挿入する切り替え効果ないしはエフェクトのこと。あるクリップから他のクリップへの視覚的な移行。→カット

◆トランスコード
transcode
映像データの形式や圧縮度などを変換すること。たとえば10MbpsのMPEG2ファイルを4MbpsのMPEG2ファイルに変換したり、地デジ映像を普通のパソコンで再生できるデータにしたりするなど。

◆トランスフォーム
transform
画像や文字などのオブジェクトを回転したり配置し直したりすること。

◆トリミング
trimming
撮影・焼付け・引伸し・レタッチの際に、写真の構図を修整すること。ムダな部分を除くときや、構図の美的バランスを得る目的でトリミングがおこなわれる。Adobe Premiereではムービーの一部をカットしたり一部を抜き出したりすること。

◆ドロー
draw
作図すること。線引きすること。コンピュータ・グラフィックスで描線すること。プロッターが図を描くこと。MacintoshやWindowsではドロー系のグラフィックスが線画なのに対して、ペイント系はビットマップによる描画であり、区別している。イメージファイルのデータ形式も違う。

◆ドロー系
draw type
鉛筆で画用紙に線画を引く感覚をディスプレイに再現したソフト、またはそのデータ形式。ドロー系のソフトは、ペイント系と異なり、絵のデータをベクトル情報で管理するため拡大・縮小しても品位(画質)は落ちない。Adobe Illustratorはドロー系、Adobe Photoshopはペイント系。

◆ドロップアウト
dropout
データが磁気テープなどから欠落すること。原意は「落伍」「脱退」など。

◆ドロップフレーム
drop frame
(1)「コマ落ち」のこと。フレームの一部が、キャプチャやデジタル化などの処理の最中に欠落すること。(2)たとえば60fps形式を30fpsのレートにするためフレーム数を落としてタイムコードを調整すること。


な〜の

◆偽色
-
本来とは異なる色のこと。→偽色(ぎしょく)

◆ネイティブの編集
native editing
ソース/クリップを、圧縮しないで元の状態で編集すること。

◆ノイズ
noise
雑音と同義語だが、デジタルカメラでは画像に現れる偽色などのゴミを意味する。→偽色→S/N比

◆ノイズ除去
noise reduction
撮影時/記録時にノイズを軽減すること。デジタルカメラでは1/2秒よりシャッター速度が遅くなると画像にノイズが混じって僅かにザラザラした感じ(粒状感)が出ることがあるが、この長時間露光の際のノイズを電子的に除く機能。デジタル一眼レフカメラの一部機種が備えている。ノイズリダクション機能とも言う。

◆ノンインターレース
non-interlace
パソコンのCRTディスプレイなどが採用している画像表示方式。CRTの高速電子銃が蛍光面を連続して走査する。走査は毎秒60コマ。「順次走査」方式とも。→インターレース

◆ノンリニア編集
non-linear editing
コンピュータ上でおこなうデジタルな映像編集のこと。ノンリニアとは「非直線的」または「非線形」という意味。他方、ビデオカメラやテープデッキなどを用いてテープからテープへ映像と音声を切り貼りして直線的にビデオ編集するのがリニア編集。ノンリニア編集のメリットは、画像合成やエフェクトがコンピュータ上で簡単におこなえるなど、計り知れないものがある。→リニア編集



◆バージョン
version
「〜版」。そのソフトウェアが、どの改訂版であるかを示す番号。書籍や新聞でいうエディション(edition)に相当する。ハードウェアやマニュアルの「版」を指すこともある。輸入版に対する日本語版を日本語バージョンと表現することもある。ソフトウェアは、早晩、不足している機能を拡充し、使いやすく向上して生まれ変る運命にある。

◆ハードコピー
hard copy
(1)プリンターで印字した記録(2)ディスプレイに表示されている画面の文字かグラフィックスを、そのイメージのままペーパーかフィルムに印字したもの。

◆ハードディスク
hard disk / hard disk drive
磁性体を表面にコーティングした軽金属製の円盤(ディスク)を記録メディアとする記録装置。ヘッドが円盤すれすれに超高速に移動してデータを読み出し・書き込みをおこなう。読み書きのスピードが速く記録容量が大きいという2大長所により大型コンピュータからノートパソコンまで広く用いられている。ポピュラーな記録容量は20GB〜400GBほど。→マイクロドライブ

◆ハーフトーン
half tone
中間階調。イメージスキャナーで画像原稿を読み取る時にディザーというのは、疑似的なハーフトーンのこと。

◆バイト
byte
情報量を表わす単位。8ビットの情報量のこと。人間がコンピュータを扱うとき、1か0の2進数で表現することがあるが、ひとつの電気回路では普通ひとつの2進数で表現できる。これをビット(1ビット)という。1バイトは1ビットが8つ集まったもの。

◆ハイビジョン
Hi-Vision / High Definition television
テレビ放送でいうハイビジョン規格は日本のNHKが開発した高精細度テレビの“ニックネーム”である。他方、デジタル・ビデオカメラでいうハイビジョン規格は“HDV”と呼ばれることが多い。この二つの規格は異なるが、いずれも高精細度映像という点では共通している。

◆ハイライト警告
-
デジタルカメラで撮影した画像が白飛びした場合、その部分を液晶モニターでブリンキング(点滅)して警告する機能。

◆ハイレゾルーション
high resolution
高解像度。特に1120×768ドット以上の表示を意味することもある。ハイレゾとも。

◆バグ
bug
ソフトウェアやハードウェアの不具合。プログラムのミス、電子回路の異常。コンピュータープログラムは、人間が処理手順や方法を記述する際に不具合を含むことがある。十分検査されたはずのプログラムでも、開発時点で予期しなかった操作や動作条件などで正しい動作をしないことがある。プログラム開発用の言語やOSそのものにバグがあることも珍しくない。単なる故障でなく、設計かプログラミング段階での不具合をいう。

◆パス
path
ファイルまたはディレクトリ(フォルダ)への通り道。ディスク上のディレクトリは木構造のため、ファイルまたはディレクトリの記録位置は、ルート(/または¥の記号で表す)から順に「D:\images\DSC_5583.JPG」などと表現される。

◆パターン認識
pattern recognition
画像や音の模様、位置分布、時間的変化などの特徴をパターンとしてコンピュータが読み取るテクノロジー。あらかじめ記憶したパターンと照合するテクノロジーも実用化している。特定の人間の指紋、網膜の血管の模様、声紋をコンピュータに登録し、随時これを読み取らせて機密室の入室管理といった対話型のシステムを実現する技法。人間のように見聞きする夢のコンピュータの実現に欠かせない。ロボットに視覚を与えることにもつながる。手書き文字、図形を判読するOCRもパターン認識の一種。なお現金両替機や、たばこの自動販売機が紙幣の真贋を読み取るのは、紙幣の数ヵ所の特徴をチェックする独特の技術であり、パターン認識とは根本的に違う。

◆バックアップ
backup
安全のために画像ファイルなどのコピーをとっておいたり、カメラやバッテリーの予備を用意すること。

◆バッチ処理
batch processing
一連の処理を連続して一括実行すること。たとえばTIF形式の複数の画像ファイルをJPEG形式に一括変換する時にしばしば用いる。アプリケーションをハードディスクにインストール(組み込む)する際もバッチ処理でおこなうケースが多い。

◆バッテリー
battery
電池、充電池、または蓄電池のこと。

◆バッファーメモリー
buffer memory
デジタルカメラ内蔵の超小型コンピュータは、ユーザーがシャッターを押した瞬間からただちに撮影画像データを記録メディア(CFカードなど)に転送して画像を記録し終えなければ次の撮影に移れない。しかしカメラのコンピュータが記録メディアへの書き込みにかかり切りになっていると、ユーザーは次の撮影に入るまで待たされる。このためカメラのコンピュータは撮影直後の画像をいったん一時保管用のメモリーに蓄えておき、記録メディアへの書き込み作業を後回しにしてすぐ次の撮影に備えたほうがカメラの機動力が上がる。この一時保管用のメモリーがバッファーメモリー。バッファーメモリーに用いられる半導体メモリーは高速なので、低速なCFカードに記録するのと比べると一瞬で記録し終えることができ、素早く次の撮影にかかることができる。→連続撮影

◆バブルジェットプリンタ
Bubble Jet Printer
インクジェットプリンタの一種で、ノズルの中のインクを瞬間的に熱してインクを気化させ、泡状になった微量のインクを用紙に飛ばして印刷する。レーザープリンタに比べて低価格、美麗なカラー印刷品位、軽いことなどが特徴だが、印刷スピードなどで劣る。BJプリンタと略すこともある。→レーザープリンタ、インクジェットプリンタ

◆パララックス
parallax
視差のこと。→視差

◆バルブ
bulb
長時間露光のこと。

◆パレット
palette
画像ソフトでグラフィックスを描くため、色彩・模様の候補群や絵筆などを格納した領域(ダイアログボックス)。絵の具のパレットに例えられている。

◆半押し
half push
ピントや露出を特定の被写体に固定したり、ファインダー内で露出の状況を確認したいなどの場面で用いられるテクニック。半押し状態は「半押しタイマー」によって維持されるが、デフォルトは5秒前後に設定されている機種が多い。

◆半押しタイマー
half push timer
デジタルカメラが半押しの状態を維持する時間は、バッテリーの消耗と使い勝手の兼ね合いから5秒前後に設定されているのが普通だが、これを縮めてバッテリーの消耗を抑えたり、16秒や30分間などに延長して露出をじっくり決められるように設定できる機能。デジタル一眼レフカメラの一部機種が備えている。

◆ハンディカム
handycam
世界的に人気のある
ソニー製のデジタル・ビデオカメラの愛称

◆ハンドル
handle
グラフィックス関係やDTPソフトで、選択した領域の四隅に表示される小さな四角形のポイント。ここをドラッグすると、その領域の縮小・拡大・変形ができる。



◆ピークファイル
peak file
オーディオのキャッシュ・データを格納するキャッシュ・ファイル。拡張子名は「.pk」。

◆非CPUレンズ
non CPU lens
CPUを搭載していないレンズ。→CPUレンズ

◆非可逆圧縮
Lossy compression
圧縮したデータを解凍したときに元通りにならないJPEG形式やMPEG形式などの圧縮法。→圧縮アルゴリズム

◆ピクセル
pixel / picture cell
「画素」ともいう。ディスプレイ上に画像を表示する際の1ドット、または画像データの1ドットがピクセルである。ピクセルが多いほど表現力が高まるが、画像ファイルの容量も大きくなる。デジタルカメラの撮像素子として用いられているCCDやCMOSの画素は、そのCCDやCMOSを構成する半導体素子の最小単位を意味する。

◆ピクトブリッジ
PictBridge
PictBridgeのこと。→PictBridge

◆被写界深度
depth of field / DOF
ピントが合う前後方向の範囲のこと。望遠レンズの被写界深度は浅く、広角レンズの被写界深度は深い。絞りを開くと被写界深度は浅くなり、絞ると被写界深度は深くなる。オートフォーカス機能を備えていないローエンドのコンパクトデジタルカメラの一部や携帯電話のデジカメの一部は被写界深度を利用してピントが合うようにしている。

◆ヒストグラム
histogram
統計値の度数分布でしばしば用いられるグラフ表示。画像処理ソフトやデジタル一眼レフカメラでは画像の輝度分布を示すのに用いられている。

◆ヒストリー機能
history function
キーとマウスの入力操作を記憶しておいて、あとから再現できる機能。パソコンを操作していると、前の操作と似たキー操作や、全く同じ操作を繰り返すことがある。そういった場合にヒストリー機能があると全ての操作を繰り返す必要がなく、例えば頭文字をキー入力してから特別の操作(ソフトにより異なる)を行うだけで過去の操作を呼び起こすことができる。OSでおこなうものや、ヒストリー機能を備えたエディタなどがある。

◆ビット
bit
「BInary digiT」の略。2進数の1桁。コンピュータの内部では電圧の高低でデータを扱っており、これを1か0かの2進数で表現する。8ビットは1バイト。

◆ビットマップ
bitmap
ビットの配列で記憶したイメージ。ディスプレイ画面上の1点1点全部をデータとするデータ形式。まれにドットマップということもある。

◆ビットマップ形式
bitmap format
Windowsで標準的に使われている画像データ形式。Windowsの壁紙などに広く使われ、Windowsのお絵描きソフトの「ペイントブラシ」はビットマップ形式がメイン(他の形式でファイル保存することも可能)。BMPファイルには*.BMPまたは*.DIBのファイル名が付けられ、WindowsとMacintoshの両方で読める。「BMP形式」ともいう。

◆ビデオカメラ
video camera
映像を撮影するためのカメラの総称。マイクが搭載されていて撮影と同時に音声も記録する機種が大半である。映像と音声の記録媒体は、かつてはテープが全盛だったが、現在ではハードディスクやDVDやカード型メモリーを記録媒体とするデジタル・ビデオカメラがポピュラーになっている。ハードディスクを記録媒体とする機種でも、カード型メモリーのスロットを併せ持っていて、たとえば静止画だけをカード型メモリーに記録するなどの使われ方がなされている。

◆ビデオ・キャプチャカード
video capture card
アナログの地上波放送やアナログのビデオカメラなどの映像・音声データをコンピュータに取り込むためのデバイス。コンピュータのスロットに差し込むデバイスがカード状の形をしていることからキャプチャカードと呼ばれている。→キャプチャ

◆ビデオ・クリップ
video clip
Adobe Premiereのクリップのうち動画のデータをビデオ・クリップと呼ぶ。

◆ビデオ形式
video format
従来型のテープ媒体で、ビデオ信号をビデオテープに記録するための規格。VHS、Beta、8mm、DVなどがある。

◆ビデオ出力
video output
テレビやビデオ装置に画像データを送り込むこと。デジタルカメラの一部機種が備えている機能で、液晶モニターだけでなくテレビで撮影画像を見たり録画したりするために用いられている。

◆ビューア
viewer
画像やテキストの内容を見るソフトウェア。一般的には画像ビューアのこと。「ビューワ」と記すこともある。当然だがIrfanViewのような画像エディタにはビューア機能がある。



◆ファイル
file
コンピュータやデジタルカメラが記録メディア上で管理するデータの集合体。デジタルカメラが撮影時に作成するファイルは原則として1コマにつき1個のファイルだが、例外的にRAW形式で撮影した画像の場合は1コマにつき2個のファイル(1つは画像本体のファイル、もう1つは付加情報のファイル)を作成する機種もある。ファイルにはファイル名のほかに「.jpg」などの拡張子名が付けられるのが普通。

◆ファイル圧縮機能
compressing function of file size
ファイルをそのままディスクに記録するのではなく、圧縮して保存する機能。ファイルの中の情報は、そのままでは連続データや繰り返しデータが存在することが多いので、これらを決まった規則で圧縮することが可能である。例えば画像処理ソフトでBMP形式の画像ファイルを保存する際に、JPEG形式などの圧縮機能のある形式で保存すれば、より小さな領域しか占有しないので、ディスク容量の節約になる。またファイルをインターネットなどで送受信するときもファイルを圧縮すればより短い通信時間で済む。

◆フィルター処理
filter
入力データになんらかの処理を施して出力すること。たとえば画像処理ソフトで画像にエンボスやブラーなどの特殊効果を与えるときにフィルター処理をおこなう。

◆フォーカス
focus
ピント合わせ(合焦)のこと。

◆フォーカスエリア
focus area
ファインダーの中のどの部分でピントを合わせるかの領域。

◆フォーカスフレーム
focus frame
ピントを合わせるための位置を示す枠。ファインダー内に表示される。デジタル一眼レフカメラの場合、ファインダーの中央だけでなく上下左右に複数(少なくとも5個以上)のフォーカスフレームが備えられていて、たとえばファインダーの左側にある被写体にピントを合わせて撮影するといったテクニックも容易。

◆フォーカスロック
focus lock
ピントを合わせた状態を固定すること。

◆フォーサーズ
Four Thirds
デジタルカメラの特性を活かせるよう撮像素子サイズを4/3型(フォーサーズ)にするなどしたシステム規格。2002年9月にオリンパスと米国イーストマン・コダックが発表した。2003年発表のデジタル一眼レフカメラ、オリンパス E-1は、フォーサーズ・システムに準拠した初の製品。

◆フォーサーズマウント
Four Thirds mount
フォーサーズ規格が定めたレンズマウント標準。

◆フォーマット
format
@ディスクやメモリーカードを初期化して新しく使えるようにする処理A書式Bファイル内部のデータの構成形態。

◆フォトCD
Photo CD
米国イーストマンコダック社が開発し、世界の写真店をサービス網に普及させたメディア。CD1枚に写真を50枚から100枚以上保存でき、写真の画質が劣化しないのが最大のメリット。CD-ROMでコンピュータと簡単に連携する。

◆フォトレタッチ
photo retouch
写真を修整すること。デジタルカメラで撮影した画像のフォトレタッチは、コンピュータでAdobe Photoshopなどのレタッチソフトを用いておこなう。

◆フォルダ
folder
コンピュータやデジタルカメラで言うフォルダは電子的な「ファイルの器」。ディスクやメモリーカードなどの記録メディアに任意の名前のフォルダを作成し、そこに任意の画像を格納しておけば、他の画像とごっちゃにならない。デジタルカメラの場合、その機種固有の名前のフォルダが自動的に記録メディアの中に作成されるので、ユーザーがそのフォルダの名前を変更するとエラーが起きる。

◆フォルダ設定
-
デジタルカメラで撮影した画像ファイルをメモリーカードやマイクロドライブなどの、どのフォルダに保存するかを決める機能。

◆不可逆圧縮
Lossy compression
圧縮したデータを解凍したときに元通りにならないJPEG形式やMPEG形式などの圧縮法。→圧縮アルゴリズム

◆部分測光
-
スポット測光とほぼ同義語。→スポット測光

◆ブラウザ
browser
閲覧するためのソフトウェア。画像ソフトには画像を表示するためのブラウザとしての機能が搭載されている。インターネットのウェブを閲覧するインターネット・エクスプローラなどのソフトもブラウザである。

◆ブラウズ
browse
「閲覧する」という意味。

◆プラグイン
plug-in / plug-in software
機能を追加する小型のソフト。Adobe Premiereでは映像に特殊効果を施すプラグインなどがある。

◆フラクタル曲線
fractal curve
フラクタル理論に基づいた技法で描かれる曲線。コンピューター・グラフィックス(CG)にフラクタル理論を取り入れて同一構造を繰り返して描画していくと、今までにないタイプの図形を得ることができる。フラクタル理論(fractal theory)とは、海岸線のようにどこまでも凹凸が繰り返される複雑な模様は、ミクロ部分にマクロと同じ形が現われる。この観点に立って複雑な図形を表現する幾何学理論。1975年、米国のB・マンデルブローが提唱した。「部分が全体を包括する」との新しい視点は、幾何学以外にも広く応用されている。自然界にある不規則かつ複雑な模様は、原子と太陽系との関係で分かるように、ミクロ部分とマクロ部分が同じ形をしており、複雑な形状を拡大してみると、やはり同じ形状をしておりそれが繰り返される。この性質は自然界の一般法則であり、「自己相似性」と呼ばれている。フラクタル理論はCG(コンピューター・グラフィックス)の格好のテーマになった。

◆ブラケット
bracket
ブラケティングに同じ。→ブラケティング

◆ブラケティング
bracketing
露出やホワイトバランスを自動的にずらして標準以外の撮影もおこなうこと。AEブラケティング、WBブラケティングなどがある。1回のシャッター切りで露出をずらした複数のカットを自動的に連続撮影する機能をオートブラケティングという。

◆フリーウエア
freeware
無償で利用できるソフトウエア。「フリーソフト」ともいう。PDSの一種。

◆プリセット
pre-set
ユーザーがなにも変更を加えていない状態の設定。あらかじめ定義された工場出荷時の設定。またはその設定の値。Adobe Premiereのプロジェクトのプリセットは万人向けの値が設定されている。

◆ブルースクリーン
blue screen
(1)ブルーバック撮影に用いる青色の背景。撮影後、クロマキーなどのキーイングで青色の成分から画像・映像の一部を抜き出す。→ブルースクリーン
(2)基本ソフトのWindowsで何かトラブルが生じたときにディスプレイに表示される青色画面。

◆ブルーレイ・ディスク
Blu-ray Disc
ソニー、パナソニック、シャープなどが中心になって作った新世代光ディスク規格。DVDとサイズが同じながら、記録容量がDVDよりも5倍以上も大容量(25GBまたは50GB)で、ビデオ関係では長時間の記録が可能である。ハイビジョン映像を2時間ほど収録することも可能となっている。青紫色半導体レーザーを使用していることから「ブルーレイ」の名がある。BDと略すことが多い。

◆フルカラー
full-color
コンピュータなどのディスプレイで、赤・緑・青(RGB)の明るさのそれぞれが256段階で調節できるモード。このモードで表示できる色彩は理論上、256×256×256=16,777,216色となり、約1,677万色となる。

◆フルサイズCCD
fullsize CCD
35mmフィルムの感光面積に相当するサイズ(36mm×24mm)のCCD(撮像素子の一種)。上位機種のデジタル一眼レフカメラに搭載されている。

◆フレーム
frame
画像データの1枚分。映像のヒトコマ・ヒトコマ。画面数の単位。テレビ放送は毎秒60フレーム。Adobe Premiereでプロジェクトを編集する場合、毎秒30フレームに設定することが一般的。毎秒のフレーム数を「フレームレート」という。→fps

◆フレア
flare
逆光などの強い光で写真が白っぽくなったり光がにじんだりすること。デジタルカメラで発生しやすいが、レンズフードをつけたり、反射防止のコーティングを施したレンズを使うことで減少する。→ゴースト

◆プレイリスト
play list
ムービーや音楽のタイトルを一覧できる画面または一覧リスト。

◆プレビュー
preview
静止画や動画を読み込む前や修整・加工して出力したりする前に、その画像の状態を見ること。Adobe Premiereでいう「プレビュー・ファイル」とは、そのプロジェクトのトラックとエフェクトなどの情報が収納されたファイル。

◆ブローニー判
brownie size
中判カメラで120/220サイズのフィルムを用いて撮影した 6×9 センチの画面サイズ。「69判」とも。面積にして35ミリ判の約6倍。米国コダック社のブローニーカメラに用いられたことに由来する。

◆プログラムAE
-
手軽に撮影するためにカメラが自動的にシャッター速度と絞り値を決める機能。

◆プログラムシフト
-
露出を一定に保ったままシャッター速度と絞りの組み合わせを変えること。プログラムAEモード時の撮影では、カメラは自動的にシャッター速度と絞りの組み合わせを決めるが、ユーザーはシャッターを半押しにしたあとシャッターから指を離し、ダイヤルを回すと、たとえば「1/125 9」が「1/200 8」に変わったりする。

◆プロジェクト
project
Adobe Premiereが一連のビデオ・プログラムを記録するための独自形式のプログラム(シナリオ)、またはそのファイル。映像・音声などのクリップのほかに、マーカー、トリミング、エフェクト、タイトルなどのデータも一緒に記録する。ファイル名は「sample.prproj」といった「.prproj」などの拡張子名が付けられる。

◆プロッター
plotter
ペンを駆動して図形を用紙に描く装置。CADで建築・機械・土木などの図面を引く用途に利用されている。ペンプロッター、X−Yプロッターなどがある。

◆プロテクト
protect
撮影した画像を間違って消去してしまわないようにする機能。デジタルカメラに搭載されている。

◆プロパティ
property
Adobe Premiereなどのアプリケーションでは、プロパティは「設定」という意味で用いられている言葉。



◆ペースト
paste
貼り込み。画像エディタなどの画面上で、特定の領域を複写するか切り取ってメモリーにいったん記憶し、それを再び画面上に貼り付けること。画像エディタなどの編集機能の一つで、文書の一部を別の場所に複写したり移動したりしたいときに、あらかじめその部分をコピー(複写)機能、またはカット(切り取り)機能でメモリーに取り込んでおき、目的の位置へポインターを移動させた後にペーストすることができる。→カット・アンド・ペースト

◆平均測光
-
ファインダーに入ってくる全域の光の平均値をとって露出を決める測光方式。

◆ペイント
paint
画像処理ソフトでさまざまな絵や図形を描画すること。特定のサークル(円)やボックスの領域内を指定した色で塗りつぶすこと。

◆ペイント系
paint type
絵筆で画用紙に絵を描く感覚をコンピュータ上で再現したソフト、またはそのデータ形式。画像エディタにはペイント系とドロー系の二種類がある。ペイント系のソフトは描画の自由さが魅力だが、拡大・縮小すると絵の質が劣化する。ペイント系のデータは汎用性が高く、DTPソフトなどに貼り込むことは簡単。Windowsに添付されているお絵かきソフトの「ペイント」はペイント系ソフト。→ドロー系

◆ベクター・グラフィックス
vector graphics
図形や画像を点で表わすのでなく、ベクトル(ベクター)の組み合せで表わすグラフィック表現。座標は全て、ある方向と長さ(即ちベクトル)を用いて表現される。

◆ヘルプ
help
アプリケーションの操作や対処が分からない時、操作方法や対処方法、事態の説明などを表示する機能。Windows向けのアプリケーションの場合、ほとんどメニューバーの右端に「ヘルプ」(またはHelp)の表示があり、そこをクリックすると操作方法が表示される。良いヘルプシステムがあると、マニュアルがほとんどいらないくらいである。これをオンライン・マニュアル、オンライン・ヘルプと呼ぶ

◆ペン入力
pen-touch method
ディスプレイ画面か専用のタブレットを、ペン状の入力装置でなぞってコンピュータに命令したり、文字やイラストを入力するシステム。ポインティング・デバイスの一種。



◆ホァットユーシー・イズ・ホァットユーゲット
what you see is what you get / WYSIWYG
ウイジウィグ(WYSIWYG)のこと。あなたが見るものは全てあなたが手にするという意味。ディスプレイで見たままを印刷できる機能。DTPで印刷結果と同じイメージをディスプレイに表示できる場合をウイジウィグといっていることが多い。

◆ポインティング・デバイス
pointing device
マウス、トラックボール、ジョイステイック、タブレット、タッチパネル、タッチスクリーン、デジタイザー、ライトペンなど、X−Y座標をコンピュータに伝える装置。

◆補間
interpolation
(1)デジタルカメラで撮影した画像の画素の間に近似の画素を入れ、より大きな画像にすること。(2)画像と画像の間にフレームを挿入して滑らかな動画にすること。

◆補色
complementary color
色相環で相対する色が「補色」。たとえば黄色の補色は青紫、赤の補色は青緑。「余色」ともいう。

色相環

◆補色フィルタ
complementary color filter
CMYにG(緑)を加えたフィルタ。より鮮明な撮像を得る目的でデジタルカメラの一部機種が搭載している。

◆ポスターフレーム
poster frame
ビデオクリップの内容を示すヒトコマのサムネール。原意は「額縁」。

◆ポストスプリクト
PostScript
ページ記述言語(PDL)の代表的存在。写植文字に近い品位の文字を印字できる。

◆ポッドキャスト
podcast
インターネットのブログ上でオーディオやビデオを公開する方法の一つ。オーディオやビデオを携帯電話に配信する方法としても用いられる。

◆ホワイトバランス
White Balance
自然な色合いで撮影するため、白(ホワイト)のバランスを決めること。人間の目は、自然光でも人工光でも「白い被写体は白く見える」という特性を持っている。カメラという機械が人間の目のように「白は白く」写し、全体の色調を自然なものにするために考案されたのがホワイトバランスという機能。「WB」と略す。

◆ホワイトバランス・ブラケティング
White Balance Bracketing
ホワイトバランスを自動的にずらして標準のホワイトバランス設定値以外の撮影もおこなうこと。WB-BKTと表すこともある。



◆マーカー
marker
Adobe Premiereのプロジェクトで、トリミングなどの作業をおこなうために付ける目印。イン(インポイント・マーカー)、アウト(アウトポイント・マーカー)などがある。

◆マージン
margin
印刷用紙の上下、左右、段間に取る余白。プリンタの1行の印字可能範囲はプリンタの機種それぞれに固有だが、この印字可能範囲の中で、左何文字分、右何文字分と印字開始位置と最終位置を指定できる。このように印字範囲をユーザーサイドで設定出来る範囲のこと。左の印字開始位置を左マージン、行の印字終わり位置を右マージンと呼ぶ。

◆マイクロドライブ
Microdrive
PCカード型の小型ハードディスクの呼称。特にIBM社が開発したものを指すことが多い。CFカードのインターフェースと互換性があり、パソコンの記録メディアとしてだけでなく、デジタルカメラにも利用されている。CFカードと比べて記憶容量当たりの単価が安いが、物理的な衝撃に弱い(特に読み書きしている時)ため、RAWモードで撮影するときや、撮影枚数の多いプロカメラマンがスタジオ撮影に好んで用いている。2GB以上のマイクロドライブも製品化されている。

◆マウント
mount
デジタル一眼レフカメラ(レンズ交換式カメラ)のレンズの台座。→EFマウント、Fマウント、フォーサーズマウント

◆マシニマ
machinima
マシン(機械)とシネマ(映画)、あるいはマシンとアニメを組み合わせた短縮造語。コンピュータグラフィックスのCGI(Computer Generated Imagery)映画に主に用いられている言葉。従来型の映画制作技術にコンピュータのテクノロジーとゲーム性を応用しているのが特徴。

◆マスク
mask
Adobe Photoshopなどのレタッチソフトではレイヤーを利用して画像合成することなどを意味する言葉。Adobe Premiereではマスクを「マット」ともいい、画像の透明領域を指す言葉。→アルファ・チャンネル

◆マッキントッシュ
Macintosh
Windows機と世界シェアを二分してきたパソコン。米国Apple Computer社の製品。画像処理に強いためフォトグラファーや印刷業界に好まれ、DTP(デスクトップ・パブリッシング)ではAdobe Photoshop(画像処理ソフト)とAdobe Illustrator(イラスト描画ソフト)とQuarkXPress(レイアウトソフト)との組み合わせが1980年代から標準となった。しかしその後はWindows機が世界のほとんどのシェアを占めるようになった。

◆マニュアル
manual
@取扱説明書A手動操作。



◆ミニ・タイムライン
mini-timeline
Adobe Premiereで、ビデオクリップやオーディオクリップを配置するためのパネルをタイムラインというが、ミニ・タイムラインはモニタパネルの下に表示されるタイムライン。→タイムライン

◆ミラーアップ
mirror up
ミラーを上げた状態にすること。撮像素子周りの清掃をおこなうときはクリーニング・ミラーアップをおこなう。

◆ミラーアップ機構
mirror up mechanism
カメラブレを軽減するデジタル一眼レフカメラのメカニズム。撮影の瞬間、ミラーの跳ね上がりで生じる振動がおさまった後にシャッターを切る仕組み。デジタル一眼レフカメラの一部機種が採用している。マクロ撮影や超望遠撮影に効果的。



◆ムービー
movie
ビデオ編集では「動画」のこと。

◆無停電電源装置
uninterruptible power supply / anti-power cut device
ディスクアクセス中に停電すると、最悪の場合データやディスクが破壊されるが、こうした事故を防止するため停電発生と同時に瞬時にリレーを切り替え、バックアップ用のバッテリーから電力を供給する装置。UPSと略記する。システムに必要な電流が供給される間にデータを保存して復旧を待つ。LANではサーバーに無停電電源装置を取り付けるのが一般的。



◆明度
brightness
色の明るさの度合。色の三属性の一つ。明度+色相+彩度を色の三属性という。

◆メガバイト
mega byte / MB
キロバイトの約1,000倍。

◆メディア
media
メモリーカードやマイクロドライブなどの電子的な記録媒体をメディアと呼んでいる。

◆メモリーカード
memory card
カード状の記録メディアの総称。コンパクトデジタルカメラではSDカードやスマートメディア、デジタル一眼レフカメラではCFカードがそれぞれ主流となっている。インターフェースの形がCFカード互換の超小型のマイクロドライブも市販されており、主にデジタル一眼レフカメラで用いられている。ビデオカメラではハードディスクが主流になりつつあるが、超小型ビデオカメラではメモリーカードを記録媒体とした機種もある。



◆モーション
motion
「動き」のこと。映像編集では「モーション・エフェクト」(クリップの回転・拡大/縮小など)「モーション・メニュー」(動きのあるDVDメニュー)「モーション・ドローイング」「ストップモーション・プラグイン」「モーション・グラフィックス」などと用いる。

◆モアレ
moire
線や点の絵模様を重ね合わせたときに発生する干渉縞。

◆モニター
monitor
ディスプレイのこと。

◆モニター・ウインドウ
monitor window
Adobe Premiereの画面の右上にあって、編集前のムービーやサウンド、編集中のムービーやサウンドを表示する場所。


や〜よ

◆ユーザー・インターフェース
user interface
人とコンピュータという異質な存在の間で働く翻訳的なシステム。マンマシン・インターフェースともいう。ハードウエアとソフトウエアの操作性、操作方式を指す。ユーザー・インターフェースが悪いと、無駄を強いられるので使いにくいものとなる。ユーザーインターフェースが良くできていると、初心者でも簡単に使いこなすことができ、またマニュアルを見る必要もほとんど無くなる。OSは、どんなユーザー・インタフェースを提供できるかにより大きく変わる。→GUI、CUI

◆ユーザー・カスタマイズ
user customize
アプリケーションを使う人が、そのソフトを使いやすいよう自分好みに改造すること。ビギナーとエキスパート、あるいは流儀にこだわる人それぞれにかなった操作法や画面表示を選択できる機能。キー割り当て、画面表示項目のカラー設定などをユーザー側で定義できる。

◆読み込み
insert / read
動画や静止画をコンピュータまたはAdobe Premiereなどのソフトウェアに取り込むこと。



◆ライカ判
Leica size
35ミリ判の別名。→35ミリ判

◆ライトペン
lightpen
ディスプレイから出る光をフォトセルで検知し、画面の座標位置をコンピュータに伝えるペン状の装置。ポインティング・デバイスの一種。ライトペンを画面に押し当てて使う。ディスプレイの位置によって電子ビームの通過するタイミングが違う現象を応用している。ディスプレイの代わりに専用タブレットを用いる場合もある。

◆ラスタ
raster
入力信号の無いときに、CRTモニターに映る横線の縞模様。

◆ラスタ・イメージ
raster image
ドット(点)の集合として構成されている画像。「ラスタライズ・データ」は画像をドットの集合として表現したデータ。

◆ラフカット
rough cut
ビデオを製作するための準備用素材。編集が完了したものは「最終カット」(ファイナル・カット)という。



◆リージョン・コード
region code
「リージョン」とは「地域」のことで、主にDVDビデオで用いられている言葉。ビデオディスクやゲームソフトなどが販売される地域の情報を含むコードのこと。たとえばアメリカで購入したDVDソフトを日本で再生しようとすると再生できないか再生回数が制限される。たとえばアメリカのリージョン・コードは「リージョン1」、日本のリージョン・コードは「リージョン2」である。

◆リアルタイム
real time
同時性・即時性の処理。インターネットでサウンドファイルや動画ファイルをいったんダウンロードしてからファイルを開いて視聴するのはリアルタイム再生ではない。Webブラウザでマルチメディアをリアルタイム再生することをストリーミング再生という。ビデオ編集では、レンダリング処理を中断せずにエフェクトなどをプレビューできることなどをリアルタイムという。

◆リサンプル
resample
画像データのピクセル数を増減することでファイルサイズを大きくしたり小さくしたりすること。「再サンプル」ともいう。

◆リチウムイオン充電池
lithium-ion battery
電圧と容量が高いこと、寸前まで電圧を維持する放電特性、メモリー効果がないので継ぎ足し充電できること……など、いずれもデジタルカメラに必要な機動力を実現するとしてリチウムイオン電池がデジタル一眼レフカメラの各機種でも採用されている。Li-ionバッテリーとも表す。新型のハンディカム(ソニー)では「インフォリチウム電池」と呼ばれるバッテリーを使用している。

◆リップル編集
ripple editing
Adobe Premiereのタイムライン上で、他のクリップのデュレーションを変更せずに特定のクリップのトリミングをおこなう編集方法。

◆リドゥ
redo
直前の操作を繰り返すこと。対語はアンドゥ。

◆リピート機能
repeat
同じ操作を繰り返すことのできる機能。

◆領域
field
画像・図形・テキストの特定の部分。



◆ルートディレクトリ
root directory
ファイルをツリー状に管理するディレクトリ構造の根の部分。ディスクがフォーマットされた時点で生成され、このルートディレクトリの下部にサブディレクトリ(サブフォルダ)が作られる。日本語版DOSでは"\"記号で、英語版DOSでは"\"(バックスラッシュ記号)で表す。"\"とバックスラッシュはASCIIコードで対応しており、見かけ上、同一コードである。UNIXでは"/"記号(スラッシュ)で表す。



◆レーザープリンタ
laser printer / laser beam printer
コピー機と同様の原理で感光ドラムに画像をレーザービームで照射して紙に印刷するプリンタ。LBPとも。→BJプリンタ

◆レイヤー
layer
層。画像ソフトにおける層別作図機能(下絵と中絵と上絵の多重的な重ね合わせ)でいうそれぞれの層。

◆レゾルーション
resolution
(ディスプレイ画面などの)解像度。

◆レターボックス
letterbox
横長の映像を従来型(アスペクト比4:3)のテレビ画面やコンピュータ・ディスプレイで表示する際、画面の上下に入る黒帯のような黒い領域。

◆連続撮影
-
立て続けにシャッターを切ることができるかどうかが決めてとなるデジタルカメラの性能を表すときに用いられる言葉。コンパクトデジタルカメラでは1秒前後の短時間で次の撮影に移ることができる機種もあるが、数秒待たされる機種もある。イメージセンサーの面積と画素数が大きくて撮影画像データが巨大であるデジタル一眼レフカメラは連続撮影が苦手だが、高速な機種もある。CPUの性能、CFカードへのデータ転送スピード、CFカードのアクセススピード、バッファメモリーの記録容量などが影響するが、いずれもコストとの兼ね合いとなる。このため普及品のデジタル一眼レフカメラでは実用的な高速連続撮影は4〜12枚程度となっている。高級デジタル一眼レフカメラでは連続撮影は問題ないレベルになっている。→バッファーメモリー

◆レンダリング
rendering
Adobe Premiereで、いろいろな素材(動画・静止画・音声・文字など)やエフェクトを編成して一つのムービーファイルを作成する処理。Adobe Premiereは、映像を編集した後、ファイルに書き出すときに自動的にレンダリングをおこなう。静止画像の編集では、3D(3次元)グラフィックスの最終段階で行われ、色と濃淡による陰影を画像に施して立体感を出す処理。この処理はいずれも演算量が膨大になるためCPUのスピードと十分なメモリが必要になり、また高品位なディスプレイも要求される。



◆ローリング編集
rolling editing
Adobe Premiereのタイムライン上で、クリップとプロジェクトのデュレーションを変更せずに特定のクリップと隣接クリップのトリミングをおこなう編集方法。→リップル編集

◆露出補正
-
真っ白(真っ黒)な被写体を撮るときや、逆光の環境下などでは、カメラの露出計は正確に露出を決められないままに撮影する。そんなときにあらかじめ露出値を修正することを露出補正という。



◆ワークエリア・バー
work area bar
「ワークエリア」とは、Adobe Premiereのタイムライン・ウインドウ上で選択された領域(範囲)のこと。この領域は、横に長い棒(バー)状で表示されることからワークエリア・バーと呼ばれている。編集後のプロジェクトをMPEGファイルなどとして書き出す際にはワークエリア・バーの範囲だけがファイル化されるのが普通である。

◆ワイドスクリーン
wide screen
従来型の標準の縦横比である4:3より幅広のビデオ(またはフィルムまたはディスプレイ画面)の縦横比。現在ではDVDの縦横比はワイドスクリーンの16:9が採用されている。→16:9、4:3、縦横比、レターボックス

◆ワイプ
wipe
B〜A〜@などのカウントダウン・マークを表示させる場合に数字の周囲を円周状に回転する色彩領域。Adobe Premiereには標準でカウントダウンとワイプの機能が搭載されていて、ワイプの色彩を自由に設定することができる。

◆ワイルドカード
wild card
文字列を検索する際に、1文字または複数の文字と合致する場合に発見するための検索用の代入記号。?は1文字を代入し、*は複数文字列を代入する。置換にも用いられる。→*→?

◆ワンショットAF
-
シャッターを半押しにした瞬間にピントを固定するオートフォーカスモード。ピントを合わせるまで撮影できない。→AIサーボAF、AIフォーカスAF、コンティニュアスAF


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